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演歌英訳「メランコリーに抱かれて」

「メランコリーに抱かれて」ファン・カヒ  詞:内藤綾子 曲:伊藤雪彦 英訳:ゆ~

       動画検索お願いします⇒『メランコリーに抱かれてbyあっちゃん』

1番

時は過ぎゆく 秋風のバルコニー   Time passes by, through the autumn-wind balcony

季節の花が 今年もまた咲いている  Seasonal flowers are in bloom as usual this year

シャワーの後の髪を梳かせば甦る・・・After-shower combing brings back in my mind・・・

愛という幸せが住んでいた場所場所      The place happiness of love once inhabited

あんなに あんなに愛していたのに      In spite of such, such deep love for you

なぜ別れしかえらべなかった               Why couldn't I choose anything but parting?

 メランコリー メランコリー                Melancholy,  merancholy

つぎの愛 だれに抱かれたって             Next love, whoever may I be cuddled by

あなたが心を離れない          You never leave my mind

2番

二人似合いと誰からも言われて そんな言葉にうぬぼれていたあの頃。 ほんの些細なすれ違いほど 傷つける・・・

愛という優しさを忘れるから。ドラマな人生 ひとり苦笑(わら)うけど ねえ、こんな夜は 泣いていいでしょ

星野数 男性(ひと)に出逢えたって あなたがこんなに恋しくて。

The two of us are a good match, everyone said. By such words we were flattered those days.

A very small discrepancy, all the more, hurt・・・, forgetting the kindness of love.

A dramatic life, though I by myself smile wryly. Listen, at such night, allow me to weep.

Numbers of stars, even though I may encounter as many men, I miss you this much.

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

2021年9月22日 (水)

B29

Pb210158校舎西側の妙高山

小学校に入学したのは 終戦の年昭和20年1945年)

「アカイ アカイ アサヒ」よりも、防空演習に明け暮れていた

小学校の真ん前、西150メートルにある「前山」へ避難

雑木林の灌木に巻き付いているアケビ蔓の下にもぐり込んで、敵機来襲に備えた

「伏せ」の体勢で、東の斑尾山頂を越えて飛んで来るB29を待ち受けていた

今では、雑木林の若葉の匂いや堆積した落葉の感触が懐かしい。

 

 

 

2021年9月 2日 (木)

波にさらわれた

テトラポッドに寄せてくる波を、私はあきもせずに眺めていた。

日本海の波は、いろいろなものを運んで来ては、また攫(さら)っていった。

過去や未来、希望や絶望、愛も嫉妬も。そしてあの色や匂いさえも。

 

2021年3月 1日 (月)

風と光と

銀の水

『アルコールは銀の水』という詩を小学校で習った。『銀の水』とは水銀だと思っていた。

温度計が壊れて、水銀が零れた。水銀は散って丸い球になった。摘まんでも所在なく、さらに小さな玉となった。

縁側に差し込む光の中で、微かに揺れながら転がっていく銀色の球は、決して意図した方向には進まず、

それは少年の心のようだった。

老人は消え去るのみ

長い間お世話になってきた『ココログ』ですが、リニューアルされるたびに私にとっては使いずらくなってきました。

2020年1月 7日 (火)

演歌歌って素敵な日本語

  傘寿を過ぎてから聴力が急激に低下して、日本語さえも聞き取りにくい状態です。

  特にテレビではアナウンサーや司会者の声は聴きとれるのですが、

  発話訓練をしていないコメンテーターや早口な女性の声は聴きとれず、いらいらしてきます。

  そして、演歌歌手の発話・発声力は抜群だということに気づいたのです。

 

津軽の風笛 (Tsugaru-no kazabue)       水城なつみ(Mizuki Natsumi)

 動画を検索して、「あっちゃん」と一緒に口ずさんでください。

動画検索→『Enka Songあっちゃん』または『津軽の風笛byあっちゃん』

VideoFile search→『Enka Song Tsugaru no Kazabue』

         

歌詞: 窓に浮かんだ 十六夜月は 遠い津軽に 見えるでしょうか

 耳を澄ませば ねぶたの祭り  跳人踊りで 出逢った二人

   ヒュルリ ヒュル ヒュル ヒュルリ ラッセラ

   風も踊るよ  あれは初恋 - もう五年 

The 16th night moon emerging on the window pane

 Can the moon be seen in faraway Thugaru?

 Straining my ears I hear Nebuta festival  

    The two of us met  at Haneto dance

              Hyururi  hyuru hyuru hyururi rassera

         The wind was dancing together with us

   It was my first love  -   Already five years since

2番:  恋の火祭りまだ冷めぬのに  好きと言えない弱虫小虫

      いっそ帰って打ち明けましょか 思い焦がれて 夢まで泣かす

         ヒュルリ ヒュル ヒュル ヒュルリ ラッセラ  

   風も呼んでる  生まれ故郷に 早よ来いと

    Love-fire festival being not yet cooled down

     I'm too coward a little thing to say I love you

     Would I rather go back home and confess?

     A surge of longing moves even the dreams to tears

      Hyururi hyuru hyuru hyururi rassera

     The wind is calling, soon come back to your birthplace

  

   3番: 秋の木枯らし 笛吹き太鼓 枝の囃子で夜風が歌う

       寝ても覚めても 心の中に いまも恋しい あの人が棲む

         ヒュルリ ヒュル ヒュル ヒュルリ ラッセラ 

      風が運ぶよ 津軽じょんがら 恋歌を

        With cold autumn-winds, whistling drums,

        And with the beats of twigs

       The night-wind is singing

       Awake or asleep,

      In my mind inhabits the person I still love

       The wind carries to me Ttsugaru-jongara, a love song

      

動画検索は→『津軽の風笛byあっちゃん』

VideoFile Search→ 『Enka Song Thugaru no Kazabue byあっちゃん』

     

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

英訳入り演歌『鎌倉恋歌』

  鎌倉恋歌 Kamakura Lovesong

動画は 『鎌倉恋歌by あっちゃん』で検索してください

1番:行けば涙になるだけと 知りつつ来ました 鎌倉へ

死ぬほど惚れて死ぬほど燃えた 

あの日あの夜がここにある

八幡様のだんかずら ああしずや しず 

静御前の雨が降る

 Knowing if I went I would only shed tears, I came down to Kamakura.

Desperately loving him, I burned my heart for my dear life.

The day, the night is here.

On the step approach to Hachiman Shrine, ah Shizu-ya Shizu

The rain of Shizuka-gozen is falling.

2番: 季節外れの紫陽花が 口紅色の雨になる

  寂しさつれて 切なさつれて 小町通りを歩きます

  おもいで拾い集めても ああ 恋しさが指の先から零れます

  Unseasonal hydrangeas turn into lipstick-colored rain.

      Together with loneliness and with heartbreaking sorrow,

      I walk along Komachi-street gathering memories.

      But ah, the yearnings slip through the tip of my fingers.

3番:遠い波音 由比ガ浜 わたしの恋歌届けてよ

  あなたで生きて あなたで終わる こんな一途な女です

  鎌倉彫の手鏡に ああ しずや しず 写す望みの 明日傘

   Distant sound of waves , Yuigahama  Send him my love song.

    I've lived with him and end with him.  I'm such an honest woman.

    On a kamakura-lacquered handmirror, ah Shizu-ya Shizu,

    Is mirrored a wishful Ashita-gasa.

       

 

2019年8月16日 (金)

翻訳『パーカー先生』Ⅴ

 私は手に震えがくるまで課題曲に取り組んだ。家に帰って、誰もいない時には死に物狂いで練習した。結果的に、これが正解だった。水曜日に私はパーカー先生のところへ行き、これ迄とは違った何か凄いことが起こるのではないかと思って戸口に立ったのだが、今までと全く同じだった。サンルームにはお菓子とレモネードがあったし、ミルドレッドは私のコートの上で居眠りしていた。

15分のウオームアップは悲惨なものだった。暗記している凄く簡単なパートを何回も間違えた。次にパーカー先生がその週の課題曲を弾き、私は先生の楽調を正確に記憶しようと努めた。私が弾く前に、パーカー先生がメトロノームを床に置いた。そして私たちは、ミルドレッドが振り子に戯(じゃ)れ付くのを眺めていた。 ♣ 「ねこじゃらし」☀ 『花咲く丘の高校生』(p.57)♣


 私が課題曲を弾いた、そして期待通りに弾けたと思ったー課題曲に苦戦している私ではなく、バッハを演奏している私だったから。
 弾き終わると、パーカー先生が私の肩をぎゅっと掴んだ、そして言った。「完璧だよ!完全に完璧だ!大躍進だ。これこそ教師が教え子に感動する瞬間だよ」 ♣「担任教師の目に涙」☀『花咲く丘の高校生』p.25♣

 私たちはレモネードを飲み、クッキーを食べ、そして、パレストリーナの経文曲を聴いた。外に出ると、空が掻き曇ってきて、おどろおどろしい緑色に光っていた。

 私はのろのろと家路を辿っていた、恐怖と歓喜で半分ずつに引き裂かれた心を引きずりながら。私は大人のように演奏して、大人から祝福された、しかし、私は何かを喪失してしまったのだ。私は一本の木の下に座った、そして赤ん坊のように泣いた。兎にかく、私は彼に触られたのだった。 -完ー ♣「揺れる心と秋桜」♦『花咲く丘の高校生』第二部(2007年3月~2008年3月)♣









 

 

 

 

 

 

 

2019年8月13日 (火)

短編翻訳『パーカー先生』Ⅳ-(3)

 ある晩母が言った、「パーカー先生はお酒を飲むの?」

「レモネードなら飲むわ」

「先生はとってもお辛いだろうと思ったから訊いただけよ。きっと、ひどくお悲しみでしょうに」と母はイライラ声で言った。

「全然、そんなに悲しそうじゃないわ」これが禁句だった。

「でもね、」布きんを入念に畳みながら、母が言った。「このことを私がどう思っているのか、あなたには分かるわね、ジェーン。お家の中で、彼と二人だけになって欲しくないのよ」

「だって、彼は私のピアノの先生よ」。 突然涙が溢れてきたので、私は台所を跳び出して、自分の部屋へ駆け上がった。

 母が後を追って上がって来て、私のベッドの端に腰を掛けた。私は机の前に座って、密かに涙をぽたぽた落として泣いた。  ♣「黄色い秘密」♣『花咲く丘の高校生』(p.156)♣

 「あなた為に一番良かれと思って言っているだけなのよ」と母が言った。

 「一番わたしの為になることをして欲しいんなら、どうしてピアノのレッスンをして欲しいって思ってくれないのよ」

 「あなたにはピアノを習って欲しいって思っているわ。でも、あなたは大人になっていくのだし、奥さんのいない男性と二人だけで家の中にいるのは、不自然に見えるのよ」

「馬鹿げてるわ、母さんは」

「私の言っていることを分かって欲しいの。ジェーン、もうあなたは小さな女の子ではないのよ。子供に出来る事と大人には出来ない事だあるの。そして、あなたはその狭間にいるのよ。本当に難しい問題なの」

「そうじゃないわ。私にピアノのレッスンを止めさせようとしているだけだわ」

母は立ち上がって言った、「私はあなたを守ろうとしているのよ。もしパーカー先生に触(さわ)られたら、その時あなたはどうするの?」

母は「触る」という言葉に悪意を込めて言った。♣「指先と舌先、三寸に賭けた青春」♣『花咲く丘の高校生』(p.84)♣

「母さんは意地悪してるだけだわ」と私は言った。もうこの時には、私は大っぴらにわんわん泣いていた。もし両手で母さんに抱き着いていれば、事態は収まっただろうが、それは敗北を意味する。これは戦いなのだ。

 「話し合いはまた後にしましょうね」と母が言った。彼女も泣きそうな顔だった。

      ☀☀「空蝉の苦しみ」☀『花咲く丘の高校生』(p.66)☀☀





 

 

 

 

2019年8月11日 (日)

短編翻訳 『パーカー先生』Ⅳ-(2)

   夜、二人でお皿を洗っていると、母が詰問してきた。彼女が私の1日の行動に急に興味を持ったので、私は焦(あせ)ってしまった。母は、朝の授業から始まって夕方までの私の行動を理詰めで聞いてきた。彼女の鋭い視点で照射されると、その日のすべての行動がおかしく思えてきた。すると、母は猫なで声で言った、「ねえ、パーカー先生はどうしているの?」

「お元気よ」

「レッスンの方はどうなの?」

「うまくいっているわ」

「なら、奥さんが亡くなって、今お家はどうなの?」

「変わってないけど、パーカー先生は子猫を買ったわ」と言ってから、私は「しまった」と思った。♣
あとの祭り」☀『花咲く丘の高校生』♣

「どんな子猫なの?」

「ピンクっぽいわ」  ☀「黄色い秘密」♣ 『花咲く丘の高校生』p.156☀

「名前は何ていうの?」

「名前はないわ」と私は言った。

  ☀☀「おばあちゃんがくれた名前」☀『花咲く丘の高校生』p.168☀☀

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